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有機農家 なつみ農園

なつみ農園

長野県上田市で農園を営む宮原さん。氷点下環境でも元気に育つ有機野菜作りを目指して、ビニルハウスの温湿度、地温を測定して見える化に挑戦しました。




HIOKI:
農園の測定は初めてですか?
宮原さん(以下、敬称略):
ええ。興味はあったんですけど、どうやって測定したらいいかわからなくて。データミニなら、測定したいところに置くだけで測定できるし、操作も簡単でした。
HIOKI:
どこを測定しましたか?
宮原:
ビニルハウスの温湿度と地温を測定しています。なるべく環境負荷が少ない農法をしたいので、このハウスには空調が入っていません。そして冬の外気は氷点下になります。このような環境でハウスの中はどんな温度変化になっているかを測定しています。それから発芽条件で重要な地温も測定しています。地温を保つためにトンネルが必要なのか、マルチを追加するのか判断できるようになります。
HIOKI:
失敗なく育てるためのデータですね?
宮原:
そうですね。今まで勘頼りだったことが、データを持つことにより新しい判断というか新しい目で見れます。30分間隔のデータで十分その変化を見ることができました。
HIOKI:
どのようなことがわかってきましたか?
宮原:
例えば、ハウスの内外の温度差なんですが、日中は外温5℃に対してハウス内が40℃ぐらいまで上がっているんですが、日が落ちるとその温度差が一気にほぼなくなります。でもトンネル内は保温し続け、トンネル内外の夜の温度差は5〜7℃と傾向がつかめるようになります。
HIOKI:
なるほど、トンネルの効果が見えてきます。
宮原:
そして同じように地温もトンネルがあるところとないところで全く違う温度を示します。トンネルがなければ地温を保てません。地温の傾向も数字で把握できるようになってきました。1日の地温変化も見える化できましたし、ハウスの中にも地温分布があることがわかりました。真ん中の畝と端の畝の地温より2℃高い。
HIOKI:
そのデータの蓄積が判断材料になっていくわけですね。
宮原:
それでも失敗することもあります。例えば12月に種を播いたところ発芽しないことがありました。今までならいろいろな要因をあれやこれと考えてしまい、結局原因がよくわからなかったんですが、測定することにより地温が低かったということがわかってくる。そうすると次の対策が見えてきます。今では外気温を測定すると、このハウス内の気温、トンネル内の気温、地温を測らなくても、おおよそわかるようになりました。

website : なつみ農園

 



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