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軽井沢アイスパーク

軽井沢アイスパーク外観

冬季オリンピック競技としても有名になったカーリング。氷上のチェスとも呼ばれ、その名が示すとおりに知的で高度な戦略を楽しませてくれます。

日本国内でもカーリング選手人口も増え、またカーリング会場も増えつつあります。2013年3月末にオープンした「軽井沢アイスパーク」もその一つです。通年型カーリングホールとして6シートを有した国内最大級の施設です。

長野県カーリング協会の藤巻正理事長は世界最高のアイスメイク(製氷)を目指しています。日本選手が世界大会で戦うには世界トップレベルの氷を作らなければなりません。大会を陰で支えるアイスメイクにデータミニが活用されています。

HIOKI (日置電機株式会社営業部販売企画課):
アイスメイクについて教えてください。

軽井沢アイスパーク

長野県カーリング協会藤巻正理事長 (以下、敬称略): 
カーリングは、目に見えないちょっとした氷の傾斜や起伏によってストーンの滑り方、曲がり方が大きく変わります。
選手は、この氷のコンディションを読みながら試合を展開して行きますが、より高度な技術、作戦を競う試合はもとより皆さんにカーリングを楽しんで頂くためには氷のコンディションを一定に保つアイスメイクが非常に重要になってきます。
HIOKI:
氷が与える試合への影響はとても大きいんですね。
藤巻:

軽井沢アイスパーク

そうです。髪やほこりなどはもってのほかですね。カーリングシートは全長44.5mあります。場所によって、アイスが受ける外部からの影響は大きく異なり、氷に起伏が生まれます。
外部からの影響を少なくすること。また、氷を取り巻く環境を把握し、アイスメイクで氷を管理することが非常に重要です。日々、世界レベルの氷を作るために試行錯誤しています。
HIOKI:
すごく繊細な作業ですね。そのアイスメイクにどのようにデータミニを活用していますか?
藤巻:

軽井沢アイスパーク

昨年、北海道札幌市で開催された日本選手権で活用しました。観客が試合場内で観戦できるタイプの会場だったので、場内の環境を把握する事がとても重要でした。
シートの数カ所にデータミニを設置し、温湿度を測定しました。氷が受ける影響と氷の状態を相対的に数値で把握できたので、その結果をすぐにアイスメイクに反映することができました。
HIOKI:
具体的にはシートのどのような場所を測定するのでしょうか?
藤巻:
氷上1m80cmの高さでの温湿度と、氷の表面温度 (実際はセンサを数mm埋める) を測定しました。
HIOKI:
測定することによりどのようなことがわかりましたか?
藤巻:

軽井沢アイスパーク

気中温度が氷の状態に影響を大きく及ぼすことがわかってきました。氷の温度変化の原因が気中の温度であり、それは観客の数や当日の天候、外気温に相関があることが見えてきました。
HIOKI:
変化の要因が一つ明らかになったということですか?
藤巻:
そうです。要因を明確に把握できることにより、アイスメイクの品質向上につながります。
HIOKI:
データミニのメリットはありますか?
藤巻:
全国各地にカーリング場がありますが、建物により温度管理に工夫が必要です。だから温度計を固定する使い方ではなく持ち運びます。データミニは小型の温度計ですから、非常に使い勝手がいいです。
HIOKI:
これからも世界最高の氷を目指してがんばってください。
藤巻:
測定することによって見えることはまだまだあると思うので、もっと測定点を増やして測定していきたいです。
HIOKI:
ありがとうございました。

軽井沢アイスパーク

軽井沢アイスパーク
国際大会も開催できる6シートの通年型カーリング施設です。製氷効率が高いCO2を二次冷媒に使用した新型冷凍機、空調や給湯に地中熱ヒートポンプを用いるなど環境に配慮した設備を導入している。初心者向けや、子供向けのイベントを随時開催している。
website : 軽井沢アイスパーク ( Facebookページ )



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