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大成温調株式会社

体育館

岩手県奥州市にある真城小学校では屋内運動場(体育館) が新築されました。空気式床暖房設備を施工した大成温調株式会社の環境事業本部 山本哲也様がデータミニを使って設計検証をしています。
その現場を取材しました。

HIOKI(日置電機株式会社ソリューション営業部 販売企画課):
ずいぶんとたくさんのデータミニが並んでいますね。
大成温調株式会社(以下、略称: 大成温調):
床を等間隔に20ヶ所に分け、各ヶ所毎に床面と座位高さで温度記録します。合計40ポイントの温度測定となります。
右の写真は、計測準備及び計測機器設置状況です。
HIOKI:
各測定ヶ所には熱電対のデータミニLR5021を1台設置。LR5021は1台で2チャネル測定できる機能が有効に使われています。
大成温調:

LR5021

はい。全ての測定点が同条件に測定できるようにスタンドを作りました。真ん中にLR5021をぶら下げて、熱電対センサを床面と座位の高さに固定します。
HIOKI:
熱電対を採用した理由はありますか?
大成温調:
熱容量が小さいので、応答速度がいいことと、センサの先が小さいので輻射熱の影響を受けにくいことです。実際は直射日光を受けると影響しますが比較的少ないです。
HIOKI:
センサ1つずつにタグが付いていますが。
大成温調:
検証測定ですのでトレーサビリティが要求されます。データミニに接続するセンサを一対一に決めています。さらにセンサの検査成績書と紐付けできるようにタグを付けて管理しています。
HIOKI:
すごく徹底していますね。この測定で温度分布がわかるのですか?
大成温調:
そうです。それと平均の温度上昇を見て、このシステムの性能がわかります。床暖房なので、床の表面温度と、小学生の身長を考えて座位の高さを決めて測定しました。一般的にもう少し高いところで測定します。その他2ヶ所だけですが、鉛直方向温度を知りたいため、1m間隔で0から5mまでの6点を温度記録しました。
右図のサーモグラフィーの撮影時間は、9時台である事から、日射による温度上昇が7時~9時台におきています。
HIOKI:
測定方法に規格はあるのですか?
大成温調:
基本的には設計事務所と打ち合わせて合意の取れた方法で測定し設計検証します。測定方法がノウハウとなります。測定結果をまとめて設計事務所に報告します。
HIOKI:
床暖房設備について詳しく教えてください。
大成温調:


密閉式石油暖房機で小さな部屋を暖め、その暖めた空気をファンでダクトを通して床下に送り込みます。ダクト先端の噴流ノズルから床下面に温風を吹き付け床全体を効率よく温めます。
HIOKI:
温度以外にもいろいろと測定器を設置していますね?
大成温調:
はい。暖めた空気の温度湿度、密閉式石油暖房機とファンの電流記録はデータミニで、その他、サーモグラフィーで床の温度分布を監視すること、そしてPMVを専用の測定器で記録しています。
HIOKI:
全てのデータを現場でPCに回収するんですね?
大成温調:
記録できたことを確認するために、現場で全てのデータをPCで見ます。現場で簡単にデータを回収できることも重要です。詳しい解析それから報告書作りは後で事務所でやればいいですが、データの確認は現場でやります。
 

website : 大成温調株式会社



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